春は眩しくて、届かない

笑顔の奥の痛み りのんSide



今日は、いつもの待ち合わせ場所には行かなかった。


駅前でも。
コンビニの角でもなくて。


まっすぐ、陽奈の家まで向かう。


そうでもしないと、陽奈はきっと



「今日はやっぱ休もうかな〜」とか言い出す気がしたから。



朝の空気はまだ少し冷たい。
制服の袖を引っ張りながら、わたしは小さく息を吐いた。


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