【新作】財閥令嬢の私が、三つ子の不良御曹司に世界を教えられるなんて
白熱する試合を見ながら、プールに入って浮き輪でぷかぷか浮いていると、いろんなメンバーに話しかけられた。
みんな自己紹介してくれるんだけど、うーむ、人数が多すぎて覚えられない。
途中で、大地くんが話しかけてくれた。この間のお礼を言ってくれて、ノブレスオブリージュを実行できた!と、すごく嬉しくなった。
大地くんは、私の一学年上の翼くんたちと同じ学年で、去年から黒龍の幹部を務めているらしい。
少し喉が渇いたから、プールサイドに上がってビーチェアに座り、ジュースを飲みながらビーチバレーを観戦していると、ふと、冷たい視線を感じた。
目を向けると、そこにあったのは真っ黒な瞳。お父様にお説教された時の私と同じ、孤独と諦めで溢れた光の無い目。
不思議と、プラチナアッシュの彼に興味が湧いた。
隣の隣のビーチェアに座っている彼に、ジュースを持って近づくと、彼は嫌悪感を露わにした顔で私を見てきた。
それでも怯まず、あの〜、ジュースどうですか?って、差し出してみる。私と同じ目をした彼と、少しでも話してみたかったのだ。
「あ゙?俺に話しかけんなブス。」
そう言われたけれど、玲央兄様を思い出してクスクスと笑ってしまう。
「んで笑ってんだよ。オジョーサマはさっさと帰って豪華な家で遊んでろよ。」
「で、でも……、ちょっとあなたと話してみたくて……。」
「あ゙?俺はお前と話したくなんかねぇんだよ。」
私を拒絶し続ける彼と、どうしても彼と話したい私。そんなこんなで押し問答を続けてると、ビーチバレーの試合を終えた蓮くんが駆け寄ってきた。碧くんと翼くんは、次の試合にも参加するらしい。
「ちょっと慶介、六花にはもっと優しく接しろ。」
「いくら言われても無理っす。さっき水着姿の女なんて虫唾が走るって俺がいったの、もう忘れたんすか?」
「でもお前、六花が水着で庭に出てきた時、ぽーっとして固まってただろ?」
「いや、あれは不意打ちっつうか……。あんなの見せられたらどんな男でもああなりますって。」
「だったら六花には優しくしてやれ。他の女とは違うって身をもって感じただろ?」
「……オンナムリ。キライ。」
「おい真面目に俺の話を聞けよ。六花は、前にショッピングモールで見ず知らずの大地が金に困っていそうなのを察して、なんの躊躇いもせずに財布に入ってた現金10万、全部渡したようなやつなんだぞ?」
「じゅ、十万!!?」
「そうだ10万円だ。六花は優しいやつなんだよ。お前が抱えてるもんを解決する助けをしてくれるかもしれねぇぞ?」
蓮くんにそう言われた慶介くんは、ようやく顔を私に向けてくれて、視線も心なしか優しいものになった気がする。
みんな自己紹介してくれるんだけど、うーむ、人数が多すぎて覚えられない。
途中で、大地くんが話しかけてくれた。この間のお礼を言ってくれて、ノブレスオブリージュを実行できた!と、すごく嬉しくなった。
大地くんは、私の一学年上の翼くんたちと同じ学年で、去年から黒龍の幹部を務めているらしい。
少し喉が渇いたから、プールサイドに上がってビーチェアに座り、ジュースを飲みながらビーチバレーを観戦していると、ふと、冷たい視線を感じた。
目を向けると、そこにあったのは真っ黒な瞳。お父様にお説教された時の私と同じ、孤独と諦めで溢れた光の無い目。
不思議と、プラチナアッシュの彼に興味が湧いた。
隣の隣のビーチェアに座っている彼に、ジュースを持って近づくと、彼は嫌悪感を露わにした顔で私を見てきた。
それでも怯まず、あの〜、ジュースどうですか?って、差し出してみる。私と同じ目をした彼と、少しでも話してみたかったのだ。
「あ゙?俺に話しかけんなブス。」
そう言われたけれど、玲央兄様を思い出してクスクスと笑ってしまう。
「んで笑ってんだよ。オジョーサマはさっさと帰って豪華な家で遊んでろよ。」
「で、でも……、ちょっとあなたと話してみたくて……。」
「あ゙?俺はお前と話したくなんかねぇんだよ。」
私を拒絶し続ける彼と、どうしても彼と話したい私。そんなこんなで押し問答を続けてると、ビーチバレーの試合を終えた蓮くんが駆け寄ってきた。碧くんと翼くんは、次の試合にも参加するらしい。
「ちょっと慶介、六花にはもっと優しく接しろ。」
「いくら言われても無理っす。さっき水着姿の女なんて虫唾が走るって俺がいったの、もう忘れたんすか?」
「でもお前、六花が水着で庭に出てきた時、ぽーっとして固まってただろ?」
「いや、あれは不意打ちっつうか……。あんなの見せられたらどんな男でもああなりますって。」
「だったら六花には優しくしてやれ。他の女とは違うって身をもって感じただろ?」
「……オンナムリ。キライ。」
「おい真面目に俺の話を聞けよ。六花は、前にショッピングモールで見ず知らずの大地が金に困っていそうなのを察して、なんの躊躇いもせずに財布に入ってた現金10万、全部渡したようなやつなんだぞ?」
「じゅ、十万!!?」
「そうだ10万円だ。六花は優しいやつなんだよ。お前が抱えてるもんを解決する助けをしてくれるかもしれねぇぞ?」
蓮くんにそう言われた慶介くんは、ようやく顔を私に向けてくれて、視線も心なしか優しいものになった気がする。