よぞらにほしくずたちはかがやく

第2話 ほしとまんげつ

 むかしむかし、そらにうかぶまち、『よぞらのまち』にふたりのおんなのひとがいました。

 ひとりはなまえをエトワールといい、もうひとりはルーナ・リェナといいました。


 エトワールには「あいしたひと」がいました。

 しかし、「あいしたひと」は『よぞらのまち』をまもるため、エトワールをまもるために、わざと「わるいひと」になりました。

 わるいひとたちのあつまりとして、あいしたひとは『ほしのざ』というものをつくりました。

 そして、みんなのために、みんなのてきになってしまいました。

 それでも、エトワールとそのひとはこっそりとあい、しあわせにいきていました。


 そのひとは『ほしのざ』の「シリウス」とよばれていました。

 エトワールといっしょにまちをまもっていたころは「みかづき」とよばれていました。

 でも、ほんとうの「なまえ」ばべつにありました。

 ですが、その「なまえ」をしるものはエトワールいがいにはいませんでした。

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