踏んで、蹴ったらホれられた
「ひかるん次何頼むか決まった?」

 私はよき頃合いでともに酔いの明星を楽しむ準備をすすめるため、酒徒に聴取を実施する

 自分でも気が利くタイプだと思う

「んーカルアミルク」

 え、可愛い。好き。

 あ、もちろん恋愛感情ではない

 生まれてから誰かに恋心を持った記憶がない

 それが悪いことだとは思っていない。思っていないけど……

 私は恋愛がしたいんじゃ!!

 この話題になるといつも大声で叫びたい気分になる

 ……諦めて手当たり次第付き合ってみる? 浮いた話がないわけでもない

 私は見た目にもある程度気を遣っているほうだと自負しているし、中身も……気だって利くし、察しもいい。……でしょ?

「瑞喜ちゃんのそういう自分に正直なところ好きだよ」

「ひかるん……友よっ」

 私は思わずひかるんに抱きつく

「はいはい、よしよし、いいこいいこ」

 適当にあしらわれる

「うぅ……」涙。

「そんな、いいこな瑞喜ちゃんにこれ紹介してあげる」

 ひかるんはこうやっていつも良さげな新しいものを私に紹介してくれる。情報収集力がすごい。忙しいのにいつどこで仕入れてくるの? 私にはない能力……羨ましい(涙)

 ゴトッ

 羨慕(せんぼ)する私をよそに自身のスマホをテーブルに置いて見せてくれたその画面には

 “招待制 真剣恋愛ブライトニングパーティー”

 と、書かれていた

「僕の同行者として一緒にどう?」

「行きます」

 ひかるんの紹介なら間違いないだろうという信頼のもと即答で行くことに決めた私であった
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