君の隣で、私になれた
昨日の夜。
“もっと危機感持って”
“人を信用しすぎ”
“ちゃんと考えて”
注意された言葉を思い出す。
やっぱり…
琉生のことだ。
さっきのことだ。
肩に手を置かれたこと。
助けてもらったこと。
きっと全部見ていた。
何も言われてない。
まだ。
でも分かる。
帰ったらまたきっと怒られる。
私は小さく息を吐いた。
「だから安心した」
湊が琉生に言う。
「ちゃんと友達で」
一瞬。
琉生が少しだけ黙った。
でもすぐに笑う。
「…安心してください」
「莉桜は友達なんで」
「だよね」
湊も笑う。
みんなも笑う。
何もおかしくない。
なのに。
私だけが。
少しも笑えなかった。
“もっと危機感持って”
“人を信用しすぎ”
“ちゃんと考えて”
注意された言葉を思い出す。
やっぱり…
琉生のことだ。
さっきのことだ。
肩に手を置かれたこと。
助けてもらったこと。
きっと全部見ていた。
何も言われてない。
まだ。
でも分かる。
帰ったらまたきっと怒られる。
私は小さく息を吐いた。
「だから安心した」
湊が琉生に言う。
「ちゃんと友達で」
一瞬。
琉生が少しだけ黙った。
でもすぐに笑う。
「…安心してください」
「莉桜は友達なんで」
「だよね」
湊も笑う。
みんなも笑う。
何もおかしくない。
なのに。
私だけが。
少しも笑えなかった。