あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
コルネリオはぶっきらぼうではあったが、仕事は着実に行う人だった。まず話を聞きに行ったのは、川を使って運送している船主だった。
「……荷運びの者が必要なのだな? では、こちらの用紙に記入して役所まで持参するといい」
「この用紙は?」
「今度、辺境伯様が相談会を開くんです。皆さんの困りごとを、聞く機会を設ける……と考えていただいたら」
エルニーナの方に向き直った船主が怪訝そうな顔をするので、エルニーナからも説明する。
「辺境伯様のおっしゃることなら、まぁ……」
エルニーナのことは信じられなくとも、コルネリオとドラヴェンのことは信頼しているようだ。事前に役所に届ければ、働き手を早めに紹介してもらえると納得してからは、船主の顔にも笑みが戻った。それだけではなく、仲間達にも話を通してくれるという。
船主のところには、事前に用意した申込書を置いて、次の場所へと向かう。
次は、収穫の時季を迎えている農家、それから、宿屋や飲食店。同じような会話を、屋敷のある街のあちこちで行い、必要なところには申込書を置いて去る。
「……荷運びの者が必要なのだな? では、こちらの用紙に記入して役所まで持参するといい」
「この用紙は?」
「今度、辺境伯様が相談会を開くんです。皆さんの困りごとを、聞く機会を設ける……と考えていただいたら」
エルニーナの方に向き直った船主が怪訝そうな顔をするので、エルニーナからも説明する。
「辺境伯様のおっしゃることなら、まぁ……」
エルニーナのことは信じられなくとも、コルネリオとドラヴェンのことは信頼しているようだ。事前に役所に届ければ、働き手を早めに紹介してもらえると納得してからは、船主の顔にも笑みが戻った。それだけではなく、仲間達にも話を通してくれるという。
船主のところには、事前に用意した申込書を置いて、次の場所へと向かう。
次は、収穫の時季を迎えている農家、それから、宿屋や飲食店。同じような会話を、屋敷のある街のあちこちで行い、必要なところには申込書を置いて去る。