あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
食堂の隅、他の人には話している声が聞こえないところで、エルニーナはありのままにソリンに語った。
隠すことなくステファノに呼び出されたこと、身に覚えのない遠征の失敗をエルニーナのせいにされたこと、さらには辺境伯領に移動になったことまで。
「は? ねえ、あなたそれを受け入れちゃったの?」
「だって、上司命令よ。受け入れざるを得ないでしょう」
目に怒りの色を浮かべたソリンに対し、エルニーナの方は気落ちした表情を隠せない。
「さらにその上の人にかけあったら? おかしいわよ。マクシム騎士団は、次から次へと功績をあげているのよ? あなたが追いやられる必要はないじゃない」
「それは、騎士様達の手柄であって、私には関係ないわね」
たとえば、騎士達の優れている点をティベルに教えたり魔物の情報を集めたりと騎士団に行ってからの仕事は多岐にわたった。補給物資の分量の計算などはエルニーナがやった。
だが、それらの提案を受け入れてくれたのはティベルの度量だし、現地に行っていないエルニーナが魔物を退治して手柄を立てたわけではない。
「だからって、あんまりよ。辺境伯領に追いやられるなんて……」
隠すことなくステファノに呼び出されたこと、身に覚えのない遠征の失敗をエルニーナのせいにされたこと、さらには辺境伯領に移動になったことまで。
「は? ねえ、あなたそれを受け入れちゃったの?」
「だって、上司命令よ。受け入れざるを得ないでしょう」
目に怒りの色を浮かべたソリンに対し、エルニーナの方は気落ちした表情を隠せない。
「さらにその上の人にかけあったら? おかしいわよ。マクシム騎士団は、次から次へと功績をあげているのよ? あなたが追いやられる必要はないじゃない」
「それは、騎士様達の手柄であって、私には関係ないわね」
たとえば、騎士達の優れている点をティベルに教えたり魔物の情報を集めたりと騎士団に行ってからの仕事は多岐にわたった。補給物資の分量の計算などはエルニーナがやった。
だが、それらの提案を受け入れてくれたのはティベルの度量だし、現地に行っていないエルニーナが魔物を退治して手柄を立てたわけではない。
「だからって、あんまりよ。辺境伯領に追いやられるなんて……」