あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
(……でも、誰?)
けれど、辺境領に害を及ぼそうとする理由がわからない。魔物討伐の最前線に被害を与える意味があるのだろうか。ここが崩れれば、この奥にある他の領地にも魔物が流れ込むかもしれないのに。
「持参の商品、すべてお買い上げいただけますな?」
「うん、そうするしかないね。物資が足りないのは困るから」
積んできた箱を開いたゲオルグは、セヴェロに中身を確認させる。上質な干し肉、数週間はもつように硬く焼き上げたビスケット、乾燥野菜、乾燥果物、野営用の毛布や予備の靴等。
いずれも、討伐部隊には必須となる品々だ。
「辺境伯様から許可はいただいている。全部買い上げるよ」
「ありがとうございます」
「それと、次は魔石の買取りを頼みたいんだ。次回は、鑑定士を連れてきてくれるかな?」
「かしこまりました。お急ぎでしたら、商会の方にお持ちくださいませ」
「そこまで急ぎじゃないと思うよ。辺境伯様に確認してみるね」
辺境伯家で討伐した魔物の魔石は辺境伯家で必要な数を倉庫に保管したら、残りはゲオルグをはじめとした商人達に任せて売却している。
けれど、辺境領に害を及ぼそうとする理由がわからない。魔物討伐の最前線に被害を与える意味があるのだろうか。ここが崩れれば、この奥にある他の領地にも魔物が流れ込むかもしれないのに。
「持参の商品、すべてお買い上げいただけますな?」
「うん、そうするしかないね。物資が足りないのは困るから」
積んできた箱を開いたゲオルグは、セヴェロに中身を確認させる。上質な干し肉、数週間はもつように硬く焼き上げたビスケット、乾燥野菜、乾燥果物、野営用の毛布や予備の靴等。
いずれも、討伐部隊には必須となる品々だ。
「辺境伯様から許可はいただいている。全部買い上げるよ」
「ありがとうございます」
「それと、次は魔石の買取りを頼みたいんだ。次回は、鑑定士を連れてきてくれるかな?」
「かしこまりました。お急ぎでしたら、商会の方にお持ちくださいませ」
「そこまで急ぎじゃないと思うよ。辺境伯様に確認してみるね」
辺境伯家で討伐した魔物の魔石は辺境伯家で必要な数を倉庫に保管したら、残りはゲオルグをはじめとした商人達に任せて売却している。