終わる世界は君色に染まる

……俺はそんな機械だらけの世界に呆れていた。

だからこそ、研究者になった。


俺たち人間と同じように呼吸をして生きている生き物や植物を見るのは初めてに等しい。

ここに来てからまだ少ししか経ってないが驚きと興奮の連続だった。

地球と違って便利ではないがここにいるととても心地よく感じる。

空気が美味しいからだろうか?

そんなことを考えているとだいぶ奥まで来てしまったのか、どんどん複雑に入り組んでいく。


あれ……どっちから来たっけ?


若干、焦りつつも頭を整理しているとどこからか歌声が聞こえてきた。




「——♪———♪——」




途切れ途切れだが、確実に聞こえる声の方へ俺は吸い寄せられるように向かった。

歌声は段々はっきりと聞こえてくる。




「—♪——♪———」




女の子の声のようだ。

生い茂る草をかき分けて進むと太陽の光が差し込む場所を見つけた。
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