終わる世界は君色に染まる
「……人間……?」
少女は俺を見つめた。
その顔は無表情だったが、どこか驚きを含んだ言い方をした。
「……どうしてここにいるの……?」
「……それは俺のセリフだよ。君こそ、どうしてこんなところにいるんだ?」
俺がそう言うと、少女は少しだけ目を伏せた。
人類が来たことのない星に人がいるのは驚いた。
何より別の星に行けるのは、成人した“18歳”以上の人間だけのはず。
それが18歳未満であろう少女が、人間が来たことのない星にいて、しかも溶け込んでいることが不思議でたまらなかった。
「……ここが私の生きる場所だから」
相変わらずの無表情でそう答える少女。
「生きる場所って……」
俺が考えるよりも先に少女が答えをくれた。
「……人間じゃないから」
その言葉に俺は驚く。
……つまり“アンドロイド”ってことか?
それにしては、人間と同じように柔らかそうな肌と天然物の瞳をしている。