Hidden love.
私が過去に大樹と別れを選んだ理由は、私の嫉妬や心の余裕の無さだった。
彼は周りの人から本当に人気があって、常に周りに人がいて、それでいて何でもできた。それに対して私は自分に自信が無くて、大樹の隣にいることが似合わないと思った。
それでも好きだから、好きだから、と大樹への気持ちを優先し続けていたけれど、その内私は自分勝手になった。
他の人にいつか靡いてしまうのではないかという不安。彼の愛嬌や才能が羨ましくて、誰とでも仲良くなれてしまえる妬ましさ、彼に近付く女子に嫉妬し、自分の中におぞましい感情が溜まれば溜まる程苦しくなって、そんな感情から逃げた。
当然当時は彼にこんな感情を吐露することが出来るはずもなく、何も言えないまま別れを選び、私達はそのまま離れた。
今だって、こんなの言えない。大樹の気持ちを考えず、自分勝手に決め、その後も随分引きずって、私という人間はどこまでも自分勝手な人間だった。
そんな過去を忘れ去りたかったのに、まさかこんなところで再会するなんて思いもしなかった。
「十八の時の話だしって割り切れてるんだろ。なら教えてくれてもよくないか?」
「今更そんな話をする必要がないって言いたいのよ」
「そんな言い方するくせに、まだ教えてくれないんだ」
「子供みたいにいじけないでよ」
大樹は時折こういう所があった。変わっていないところにほんの少しだけ安堵する。
彼は周りの人から本当に人気があって、常に周りに人がいて、それでいて何でもできた。それに対して私は自分に自信が無くて、大樹の隣にいることが似合わないと思った。
それでも好きだから、好きだから、と大樹への気持ちを優先し続けていたけれど、その内私は自分勝手になった。
他の人にいつか靡いてしまうのではないかという不安。彼の愛嬌や才能が羨ましくて、誰とでも仲良くなれてしまえる妬ましさ、彼に近付く女子に嫉妬し、自分の中におぞましい感情が溜まれば溜まる程苦しくなって、そんな感情から逃げた。
当然当時は彼にこんな感情を吐露することが出来るはずもなく、何も言えないまま別れを選び、私達はそのまま離れた。
今だって、こんなの言えない。大樹の気持ちを考えず、自分勝手に決め、その後も随分引きずって、私という人間はどこまでも自分勝手な人間だった。
そんな過去を忘れ去りたかったのに、まさかこんなところで再会するなんて思いもしなかった。
「十八の時の話だしって割り切れてるんだろ。なら教えてくれてもよくないか?」
「今更そんな話をする必要がないって言いたいのよ」
「そんな言い方するくせに、まだ教えてくれないんだ」
「子供みたいにいじけないでよ」
大樹は時折こういう所があった。変わっていないところにほんの少しだけ安堵する。