Hidden love.
「俺達っていつも合わないよな」
「そうだっけ?」
「食の好みとか、そう言うのも含めて。よくしょうもないことで喧嘩したよな」
「たこ焼きや目玉焼きがソース派かしょうゆ派かとか?」
「そうそう、そう言うの」
懐かしい話に思わず笑ってしまった。学校の帰りやデート中にもこんなくだらない言い争いを何度もした。当時は腹が立ったのに、今となればその記憶は楽しかったに変わっている。
生ビールを口元へ運ぶと、カウンターの向こうの店員にもう一杯注文する。
「そんなくだらない話だけしてればよかったのに、気付いたら周りの話は、結婚、株、不倫、浮気、離婚。そんな話ばっかになってしまったな」
「そうね。あるところは会社経営とか、年商とか、お金の話ばかり。女性の方は自分の旦那の愚痴とか、子育ての話。たまにマウントとかもね」
本当に楽しくない話ばかり。これだから一人で過ごす時間をどんどんと好むようになる。昔は何を話していても楽しかったのに、今じゃ気を遣って、話すことばかり覚えて、そもそも友人同士の距離感がどんどん疎遠になっていって…。
自分で周りと距離を置くようになったけれど、周りもそんな自分と距離を置いていく。
それが寂しいと思う反面、楽だとも思うのだ。
「そうだっけ?」
「食の好みとか、そう言うのも含めて。よくしょうもないことで喧嘩したよな」
「たこ焼きや目玉焼きがソース派かしょうゆ派かとか?」
「そうそう、そう言うの」
懐かしい話に思わず笑ってしまった。学校の帰りやデート中にもこんなくだらない言い争いを何度もした。当時は腹が立ったのに、今となればその記憶は楽しかったに変わっている。
生ビールを口元へ運ぶと、カウンターの向こうの店員にもう一杯注文する。
「そんなくだらない話だけしてればよかったのに、気付いたら周りの話は、結婚、株、不倫、浮気、離婚。そんな話ばっかになってしまったな」
「そうね。あるところは会社経営とか、年商とか、お金の話ばかり。女性の方は自分の旦那の愚痴とか、子育ての話。たまにマウントとかもね」
本当に楽しくない話ばかり。これだから一人で過ごす時間をどんどんと好むようになる。昔は何を話していても楽しかったのに、今じゃ気を遣って、話すことばかり覚えて、そもそも友人同士の距離感がどんどん疎遠になっていって…。
自分で周りと距離を置くようになったけれど、周りもそんな自分と距離を置いていく。
それが寂しいと思う反面、楽だとも思うのだ。