Hidden love.
「清花」

「何よ」

「結婚しよう」


 予想外の言葉に目を見開く。

 …いや、さすがに聞き間違いかもしれない。私達は現在交際中でもなければ、再会してからの時間も経過していない。それが、交際せずすっ飛ばして結婚しようだなんて、さすがにそんなとち狂った発言はしないだろう。

 深呼吸してから「ごめん、疲れててぼーっとしてた。もう一回言って?」と、問いかけると「結婚しよう」と一言一句違えない言葉が返ってきて、呆然とする。


「俺なら、清花にそんな思いをさせることもないし、復讐するにおいて、俺を使うのが一番でしょ」

「そんなつもりであんたと関わってるわけじゃ…」

「世界で一番幸せな女性にするから、清花はそれをあいつに見せつけていればいい」


 こんな酷い始まりでプロポーズなんて。それも高校時代の元カレに…。こんな展開誰が読んでいたというのか。


「ちょっと、冗談きついって」


 苦笑いして誤魔化そうとすると、「冗談じゃないけど?」と平然と言葉が返ってくる。
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