Hidden love.
週末、私と大樹は家で過ごしていた。
最近はバタついていて、掃除もまともにできていなかったから、フローリングをクイックルワイパーで拭きながら鼻歌を歌っている。
「毎日ルンバに走り回らせてるから、そんな汚くねぇと思うけど」
「信用してないのよ。そのルンバだか、ずんだだか、サンバだか知らないけど」
「ずんだとサンバはなんなんだよ」
「あ、仙台行きたい」
「話飛びすぎだよ」
私は変わらず鼻歌を歌いながら、ソファの前を通ろうとすると急に腰を抱き寄せられ、膝の上に座らせられる。
「わっ」
「清花さん? 話したいことがあるんですけども」
「なんですか」
「ご挨拶はいつ頃にする? っていうのと、籍はいつ入れる?」
そう問われ、「あー…」と声を漏らした。確かにまだ具体的な日程などは決まっていない。航平のこと、熱《ほとぼり》が冷めたら、なんて言ったまま、何も決まってはいなかった。
「結婚指輪も選んでないし、そのうち結婚式とかもしたいし」
「え? するの?」
「結婚式は憧れって学生時代から言ってなかった?」
「言ってた、けど…」
そんな昔からの話を覚えていたとは思わなかった。本当に軽く話しただけのことを、本気に捉えて、その夢を叶えようとしてくれていただなんて。
最近はバタついていて、掃除もまともにできていなかったから、フローリングをクイックルワイパーで拭きながら鼻歌を歌っている。
「毎日ルンバに走り回らせてるから、そんな汚くねぇと思うけど」
「信用してないのよ。そのルンバだか、ずんだだか、サンバだか知らないけど」
「ずんだとサンバはなんなんだよ」
「あ、仙台行きたい」
「話飛びすぎだよ」
私は変わらず鼻歌を歌いながら、ソファの前を通ろうとすると急に腰を抱き寄せられ、膝の上に座らせられる。
「わっ」
「清花さん? 話したいことがあるんですけども」
「なんですか」
「ご挨拶はいつ頃にする? っていうのと、籍はいつ入れる?」
そう問われ、「あー…」と声を漏らした。確かにまだ具体的な日程などは決まっていない。航平のこと、熱《ほとぼり》が冷めたら、なんて言ったまま、何も決まってはいなかった。
「結婚指輪も選んでないし、そのうち結婚式とかもしたいし」
「え? するの?」
「結婚式は憧れって学生時代から言ってなかった?」
「言ってた、けど…」
そんな昔からの話を覚えていたとは思わなかった。本当に軽く話しただけのことを、本気に捉えて、その夢を叶えようとしてくれていただなんて。