Hidden love.
⏱‪𓈒𓏸


「無理させた? ごめんな」

「思ってないくせに」

「悦さそうだったから」


 そんな大樹にバシッと叩くと「あてっ」と情けない声を発していた。彼はペットボトルの水を渡してくれ、それを「ありがとう」と受けとる。

 終わった後も気遣いをわすれない。同時に、私は動けなくなるほどなのに、彼は動き回る元気がある。

 同じ年齢のはずなのに、体力の差が恐ろしい。


「さっき言ったこと、冗談じゃないから」

「何?」

「そろそろ結婚しようって話。いつまでも待つって格好つけたくせに、そろそろ待てなくなってきた」


 大樹の素直な言葉に思わず笑ってしまう。私が笑うのを見て、恥ずかしそうに、ほんの少しだけ不貞腐れた表情で「笑うなよ…」と零していた。

 確かに、私だってそろそろと考えていたし、仕事のことも大樹が落ち着きそうなのであれば、問題は無い。むしろ、早く進みたいとも思っていたから。


「……子供のことは、どう考えてる?」

「少なくとも、結婚式終わって、新婚旅行とか終わったら、かな。清花は早く欲しいと思う?」

「……まあ、それは。年齢的な事もあるし」

「そうだよな。俺も一緒。子供を育てるのに体力はあるうちが良い」


 そんな話をしながら、大樹はまた私を抱き寄せ、そっと腕の中に収めてくる。触れ方もすごく優しい。
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