Hidden love.
Epilogue
 それからまた月日が経ち、私達は結婚式当日を迎えていた。式開始二時間前に式場に向かい準備をする。

 結局私達は二人式を選んだ。二人で式をし、写真や動画撮影を行う。

 現在、支度部屋は別。お互いにどんなタキシードやウェディングドレスを着るのか、もちろん知ってはいるけれど、着たらどんな姿になるかなどは、まだわからない。ファーストミートというものを希望したから、こういった形になっている。準備が終わり次第、大樹がこの控室にくるような流れになっている。

 変な感じだ。自分が綺麗に化粧をされ、ウェディングドレスを着て、髪を綺麗にまとめ、ヴェールを被っている。

 この待っている間、私はそわそわとしていて落ち着かない。大樹の反応が楽しみで、不安でもあった。きちんと私は綺麗だと思ってもらえるのであろうかと。


「やだわ…、柄にもなくそわそわして…」


 誰もいない控室でそう小さく呟き、掌のマッサージをしたりしながら気を紛らわせる。

 間違いなく完璧に施してもらった。自分ではそう思うけれど、人から見ても同じ評価かどうかなんてわからない。だからこんなにも不安なのである。

 時折お茶を飲んだりしながら待っていると、控室のドアが静かにノックされる。


「どうぞ」


 扉に向かって、ノックの返事をすると、静かにドアが開く。
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