XOXO+I love you〜天敵上司が彼氏になったら甘々男でした
「威嚇?」
なんのことはさっぱりで首を傾げる。
「あー、鈍いタイプ。お前、大変だな」
哀れむような微笑みの後、イタズラ好きな子供のようにニタつく表情をするオーナー。
「こいつと一緒じゃなくても、懲りずに食べに来てね」
「はい。また来ます」
「俺と一緒じゃないとダメだから」
「独占欲強いと逃げられるぞ」
「逃がさないんで」
「言ってろ」
苦笑しながら、お前のせいで仕事が溜まってると愚痴り仕事へと戻っていくオーナー。
その後は、2人で仲良く⁈職業柄のせいか、店内の内装について談義しつつご馳走をたいらげた。
店を出る際、スタッフから生暖かい目で見送られ、小さなガッツポーズを送られる。
なんの応援なのかはさっぱりだったが、鷹宮さんは、おうと返事しながらガッツポーズを返していた。
『さぁ、送っていく』と繋がれた手は、自然で、抵抗することさえ忘れ、彼に家まで送られるまで繋がれていた。
「おやすみ、また、明日」と別れたばかりなのに、スマホに通知が届く。
『XOXO+ILY』
恋愛経験の少ない私には、なんなのかさっぱり。
どう返していいかわからずに放置して頭の中は、訪れた店内のインテリアに刺激を受けて寝付けなかった。
翌日、営業前に後輩の菜穂ちゃんを捕まえてバックヤードまで引っ張っていく。