XOXO+I love you〜天敵上司が彼氏になったら甘々男でした
そして、耳元で『抜け出そう』と囁かれ頷いた。
お互いほろ酔いながら、足取りはしっかりとしていて、向かう先は鷹宮さんのマンション。
玄関ドアを開け入るなり、壁に追い込まれる。
「キスしていいか?」と甘くハスキーな声が尋ねてくる。
緊張で頷くことしかできないでいると、鷹宮さんが、銀縁のフレームを掴んで外し、メガネを胸ポケットに仕舞う仕草に胸がときめく。
トキメキは、フェチだけのせいじゃない。
彼を好きだからだ。
唇同士がそっと触れ合う。
離れて、また、触れ合うキス。
味わうように唇を喰んで、飢えていたように何度も何度も貪るキス。
お互いの体をなぞり、一枚一枚お互いの衣服を剥がし、素肌で抱き合う。素肌に堕ちるキスの雨音を室内で響かせ、お互いの官能を高めた後ベットで重なり合った。
薄れていく意識の中で、疲れた体の背中に文字を書く人に、引き戻されていく。
『XOXO』
耳元で「愛してるよ」と囁き、耳と背にキスの後、包むように抱きしめて、深い眠りに沈んでいく人。
そんな彼の手を取り、手のひらに『ily2』と初めて返事を返した後、指を絡め手の甲にキスを返す。
この、男らしい手も好き。
彼だから、彼の全て愛おしい。
どうやら、私は鷹宮さん限定でフェチらしい。
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