XOXO+I love you〜天敵上司が彼氏になったら甘々男でした

そして、耳元で『抜け出そう』と囁かれ頷いた。

お互いほろ酔いながら、足取りはしっかりとしていて、向かう先は鷹宮さんのマンション。

玄関ドアを開け入るなり、壁に追い込まれる。

「キスしていいか?」と甘くハスキーな声が尋ねてくる。

緊張で頷くことしかできないでいると、鷹宮さんが、銀縁のフレームを掴んで外し、メガネを胸ポケットに仕舞う仕草に胸がときめく。

トキメキは、フェチだけのせいじゃない。

彼を好きだからだ。

唇同士がそっと触れ合う。

離れて、また、触れ合うキス。

味わうように唇を喰んで、飢えていたように何度も何度も貪るキス。

お互いの体をなぞり、一枚一枚お互いの衣服を剥がし、素肌で抱き合う。素肌に堕ちるキスの雨音を室内で響かせ、お互いの官能を高めた後ベットで重なり合った。

薄れていく意識の中で、疲れた体の背中に文字を書く人に、引き戻されていく。

『XOXO』

耳元で「愛してるよ」と囁き、耳と背にキスの後、包むように抱きしめて、深い眠りに沈んでいく人。

そんな彼の手を取り、手のひらに『ily2』と初めて返事を返した後、指を絡め手の甲にキスを返す。

この、男らしい手も好き。

彼だから、彼の全て愛おしい。

どうやら、私は鷹宮さん限定でフェチらしい。


[end]
< 17 / 17 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
「じゃあね」 「あぁ、またな」 2度と会うこともないのに、次があるかのように笑顔で手を振って別れたはずだった。 かりそめの恋人だった人が、私の婚約者候補に名乗りをあげた。 再会した途端、彼が迫ってくるのは私を愛してるから? それとも、権力が欲しいから? 松浦 亜梨沙 24歳 ごく普通の家のお嬢さんから一転、日本の財政界を牛耳る久世家のお嬢様に。 千堂 理玖 29歳 大手製薬会社の一族でありながら、後継者争いに興味のない変わり者 一時の恋だったが、私の初めての恋。 全てを捧げた人。 信じたいのに、彼の愛は本物なのでしょうか?
御曹司様はシンデレラを溺愛する

総文字数/31,405

恋愛(純愛)60ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「俺のシンデレラ…」 「その呼び方はやめて」 「あの日の夜を忘れたなんて言わせないぞ」 麻生財閥の御曹司、麻生 尊の腕の中に捕らわれ、逃げ場を無くす清掃員姿の姫花。 「鬼ごっこは終わりだ。もう逃しはしない」 須藤 姫花(24歳)…須藤家のお嬢様でありながら 訳あってアルバイト生活 麻生 尊(29歳)…嫁候補の女達の中から姫花を気に入る。だが逃げられ彼女の素性を探るが彼女のようなお嬢様はどのリストにもいなかった。 諦められない尊は、姫花を見つけ出せるのだろうか? 姫花のシンデレラストーリーの始まり始まり…
甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る

総文字数/76,140

恋愛(オフィスラブ)145ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
小柴 菜々緒 26歳 高山 健斗 28歳 大嫌いな上司なのに… 挑発されて受けて立ったら 豹変してオオカミ男子に… 私の体力に限りがあるので、重い愛情表現は、お手柔らかにお願いします。 好きだと認めるのが怖くて 素直になれず、つれなくしてしまうけど… 寝ている彼にこっそりとキスしてしまうほど、 彼の甘やかな毒にハマってしまっている。 独占欲強めな彼の不器用な愛情表現に、苛立ちながら、抜け出せない沼に、ゆっくりと沼っていきます。 ☆ひめかさん  感想ありがとうございます♪ ☆鮭ムニエルさん  レビューありがとうございます♪

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop