XOXO+I love you〜天敵上司が彼氏になったら甘々男でした
「まさふみ。雅くんは恥ずいから無し。呼んでよ。そしたら考えてあげる」
「…呼ばないと、テーブルの下は現状維持ですか?」
「うん、そうだね」
にこやかに微笑まれる。
銀縁メガネを外し、見つめる瞳が甘く和らいで、ハスキーな甘い声で頷くのは卑怯だと思う。
ブルブルと震え自分のフェチと格闘する。
そう、私は銀縁メガネ好きで、鷹宮さんがメガネを外す仕草が好み過ぎてたまらないでいた。
震えている間に、私の隣に移動してきた鷹宮さんが、何かを悟ったように意地悪な笑みで、耳元で囁く。
「ももか、呼んで」
「…まさふみ」
「かわいいな。…抱きしめさせて」
少しかすれたセクシーな甘い声は、体の芯の奥底までキュッと疼かせていた。モジモシとする私の様子に気をよくした男は、おいでと手を広げて微笑んだ。
引き寄せられるように体を預ければ、優しく抱きしめてきて、チュッ、チュッと耳元でキス音を鳴らす。
コホンと咳がして、視線を送ると顔を真っ赤にさせた若い男性スタッフが立っていた。
見られた恥ずかしさから、思わず、彼の胸に隠れてしまう。
私をあやすように頭をポンポンと優しく叩き、彼は肩越しでメニューも見ずに注文をしていく。