メイドインダーク(マフィア令嬢と少年メイドのインモラル逃亡潜伏) ※長編・一括掲載(R指定)

 その五ヵ月後、ケネディが十四歳になり、マリアが二十歳になるほんの少し前に。
 少年執事は早々に現地の通信学校での「中学卒業程度」のテストをパスし、マリアもようやく受けることが出来た国際的なドイツ語の検定で準一級(?)を取得した。
 そこでちょっとした「卒業祝い」をすることになり、外食でお寿司とケーキを食べた(あくまでも中間決算でしかないし、二人の高校課程学習などはまだ続くのだが)。
 夜にはサプライズ・イベントがあった。
 マリアが高校生時代の制服を身につけたのは二年ぶりのことだったろうか。
 中退し、日本を後にしたあとも未練がましく荷物の中に入れておき、衣装入れの片隅に眠り続けていたのだ。残っていたのはスカートとカッターシャツとタイが一揃えだけだったものの、どうにかギリギリでさまにはなっていた(もしもアクシデントがなく在校していたならば、一年以上も前に卒業していたはずである)。
 彼女は少し照れたように笑って、少年執事の手に赤くて太い蝋燭を手渡す。
 意味が分からないケネディに、そっと恥らうみたいに囁く。
「あなたに汚して欲しいのよ、改めて……」
 かつて集団で理不尽に陵辱されたときにも、女子高生の制服姿だった。
 その憂さ晴らしと、最後に残った制服の「供養」なのだ。
 マリアは跪き、フローリングの上でまるで生贄の犠牲のように身を投げ出す。
「火を点けて、私に好きなだけ垂らしなさい。お清めの替わりだわ」
 言われるままにケネディは火を灯し、マリアの身体の上に赤い蝋をポタポタと垂らす。
 シャツの起伏する胸に、くびれた腹に、そして捲れて見える臍に。
 スカートと太股にもたっぷりと赤い愛の雫をデコレーションしていく。
 その間、マリアは熱がりながらクスクスと笑っていた。太い蝋燭ならば熱も耐え切れないほどではないし、しかも高校生時代に暴行されたときの汚らしい精液などに比べたら、どれほど清浄であるかわからないから。
「ほら、ここよ! ここで『今宵の飾りつけ』も仕上げだわ!」
 床の上でM字に開脚すれば、パンティは濡れてパイパンの丘が浮かび上がっている。
 赤い蝋がポタポタと狙い落ち、溝にそって伝いながら固まっていく。
「……さあ、アンタのザーメン頂戴! それで紅白揃って御目出度くしてぇ……」
 幸福を漲らせて誘うマリアに、ケネディは躊躇いなく熱い白濁を注ぎぶちまけた。


【本編了】(原稿換算で235枚)
< 27 / 29 >

この作品をシェア

pagetop