地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。
鼓動が速すぎて、皐月に聞こえてしまうんじゃないかと思うほどだった。
しばらく沈黙が続く。
皐月は何かを考えるように視線を落とし、私はそんな横顔を見つめることしかできない。
先に口を開いたのは皐月だった。
「昨日はごめん。」
「え?」
予想外の言葉だった。
「花梨がそんなに悩んでたの知らなかった。」
皐月は少しだけ目を伏せる。
「気づけなくてごめん。」
謝るのは私の方なのに。