綾瞳
第二章
子供
この日も雅くんがいつものようにわたしにオムライスを作ってくれた。ふわふわの黄色いそれを見て、顔がぱあっとほころぶ。
ほんとう、自分ってこどもみたいだなあと苦わらいがもれてしまう。けど、雅くんの作るオムライスが大好きで、笑顔を隠せない。
「どう? 今日の」
「うん、おいしそう」
スプーンを手にし、雅くんが作ってくれたオムライスをじーっと見つめる。
ふっ、とわらう声が聞こえ、どきんとする。顔を上げれば、にやり、と口角を上げながらわたしを見つめている雅くんがいて。
「……なに?」
なに、と問えば、「いや」とことばを濁し、眼鏡をくい、と上げた。言いたいことがあるならはっきりと言ってくれたらいいのに、ともやっしてしまう。
そんなに、変だったかな、わたし。
なんにも言えないまま、オムライスにスプーンを突っ込む。スプーンでそれをすくい、口に運んだ。
頬をとろかすような卵のやわらかさと、ケチャップのほどよい酸味がたまらない。雅くんの作るオムライスが一番だとおもった。
ほんとう、自分ってこどもみたいだなあと苦わらいがもれてしまう。けど、雅くんの作るオムライスが大好きで、笑顔を隠せない。
「どう? 今日の」
「うん、おいしそう」
スプーンを手にし、雅くんが作ってくれたオムライスをじーっと見つめる。
ふっ、とわらう声が聞こえ、どきんとする。顔を上げれば、にやり、と口角を上げながらわたしを見つめている雅くんがいて。
「……なに?」
なに、と問えば、「いや」とことばを濁し、眼鏡をくい、と上げた。言いたいことがあるならはっきりと言ってくれたらいいのに、ともやっしてしまう。
そんなに、変だったかな、わたし。
なんにも言えないまま、オムライスにスプーンを突っ込む。スプーンでそれをすくい、口に運んだ。
頬をとろかすような卵のやわらかさと、ケチャップのほどよい酸味がたまらない。雅くんの作るオムライスが一番だとおもった。