また500年後に、白いヒガンバナ咲く丘で
リディアナ
「何…?この魔法…?」

エレ
『娘への愛の証…なんてね。』

魔法バリアとは違う”魔力の衣”がリディアナを包みました。

リディアナ
「この術式は確か…禁断の魔導書に記述が…。」

エレ
『どう?あったかいでしょ…?』

リディアナ
「これってまさか…タイムスリップ魔法?!使っちゃダメだよ!命が危ない!」



禁断の魔導書に記されているタイムスリップ魔法。

魔法の歴史上でも、それが使われた記録は数件でした。

理論上は可能というだけで、人間の限界をはるかに超えた魔力が必要だからです。

エレ
『私は大魔法使いよ?使えない魔法なんてないんだから。』

エレの口調としぐさは、強がるリディアナとそっくりでした。

リディアナ
「お母さん…!痛ッ!」

リディアナは母を止めようとしましたが、足の傷がひどくて動けませんでした。
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