ネックとプロポーズ
瑠衣さんに似合う男になりたかったから。

たった二つだけど、それでも年齢差なんか気にならないような、大人になりたくて仕方がなかった。



だけど。

瑠衣さんも同じように悩んでいたことを今では知れて、手の届かないと思っていた心の奥深くに触れることができた気がした。

それは春にオレの誕生日がやって来て、梅雨が明けて瑠衣さんの誕生日が来るまでの間の気持ちに似ていた。

オレ達の年齢差が一つだけに縮まるから、近づけたような気になって、どうにも嬉しい気持ち。



(本当はそんなの関係ないって言えたら、一番かっこいいけど)



瑠衣さんとケンカをした時、「子ども」に見られる不安をずっと抱えていたんだなと、自分の中で確認できた。



本当は大人っぽく振る舞う瑠衣さんに、少し寂しさを感じていたことは、恥ずかしいから知られたくない。

でも。

そんな瑠衣さんが、オレの首元に夢中になってくれる時は、瑠衣さんの本当の姿を見られたような気がして、たまらなく嬉しく思っていることは、いつか知ってもらいたいと思う。
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