─美形ストーカーの狂愛─歪んだ愛が迫り来る。

あのあと案外単純だと知ってしまった愁くんは機嫌が戻った。

愁くんと教室に戻るとトラブルを起こすことなく1日中、心ここに在らずな状態で静かに過ごしていた。


そんな彼を見て…案外可愛い人?
と思うようになった私も単純なのかもしれない…。


そして放課後になり帰ろうとすると


ぎゅっ…。

誰?というか多分愁くんに手を握られた。


後ろを振り向くと綺麗な顔をした愁くんが真顔でまたおかしな事を言う。


「今日からずっと一緒って言ったよね」

「…う、うん…私帰るだけだよ…?」


「毎日一緒に帰ってたけどさ…今日からは横に並んで帰れる特別な日だよ?

あぁ…可愛い乃愛の横に並べる日がくるなんて…

こんな特別な日…他にないよね?
一緒に帰ってくれるよね?」


そう言った愁くんは、また何かを思い出しあの蕩けるような顔をしている。


もう彼と出会ってツッコミどころ満載すぎてなんて言ったらいいか毎回わかんない。


私たち昨日までもずっと一緒に帰ってたんだ……と唖然としてしまう。


ストーカーは間違いなく目の前のこの愁くんで間違いないだろう…。

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