─美形ストーカーの狂愛─歪んだ愛が迫り来る。
そんな異様な光景の中、私のボロボロのアパートに彼が私を誘導した…。
流石ストーカーだ。
ここまで来ると逆に感心してしまう。
当然のように彼は私の部屋を知っていた。
「昨日まではここから見てるだけだったのに…今日から乃愛をしっかり部屋の前まで見送れるなんて…幸せだよ」
「…そうなんですね…。送ってくれてありがとうございます」
もう流石にここまで来たら彼に驚かなくなってきた自分にビックリする。
「ちゃんと戸締りはするんだよ?可愛い乃愛に何かあったら大変だからね。
ちゃんとできるよね?」
そう言ってニコリと笑う愁くん。
…普通にしてればすごい美形なのにもったいない…。
「うん…大丈夫だよ」
「えらいね、乃愛。
もし何かあっても俺が絶対助けるからね。
俺の乃愛に何かした奴は俺に殺してくださいって言ってるのと同じだと思わない?」
「そ、そうだね…」
恐ろしい言葉が降ってくるわりに私の頭をぽんっと撫でる手はすごく優しくてなんだか私は不思議な気持ちになった。