─美形ストーカーの狂愛─歪んだ愛が迫り来る。
「それにしても…寝起きの乃愛もすごく可愛いよね…」
そう言うと私の寝癖頭を優しく撫でると愛おしそうに髪に触れながら寝癖をなおしてくれる愁くんの綺麗な手。
ドキッ…。
「…あ、ありがとう…っ」
愁くんって…普通にしてればどこをとっても絵になる顔が綺麗すぎて流石に照れてしまった。
「照れてるの?…乃愛はかわいいなぁ…
そういえば、乃愛……」
朝は驚いてしまったけど…普通にしてるとかっこいい愁くんにドキドキしてると名前を呼ばれる。
「…ん?」
彼は目の前で綺麗な顔を緩ませると、ニッコリと笑って
「俺は学校なんてどうでもいいけど、早くしないと遅刻するよ?」
………!!!!!!
「しゅ、愁くんが驚かせるから忘れてたじゃんっ!!ち、遅刻しちゃうっ!!」
今までドキドキしていた私の胸は、目の前の愁くんより遅刻への焦りに変わっていった。
そんな私を愁くんは、まったく焦りもせずにゆったりと相変わらず愛おしそうに見つめて笑っているのだった。