─美形ストーカーの狂愛─歪んだ愛が迫り来る。

その瞬間だった…ふわりと私の体が浮いた。


私は気がつくと一瞬のうちに愁くんに何故かお姫様抱っこをされていた。


「…あ、あの…愁くん…?」


もしかして私地雷踏み抜いて…拉致でもされてしまうんだろうか…?!


驚きと恐怖で焦っている私の顔の上で
彼は恐ろしいほどの黒く美しい笑顔でニッコリと微笑むと。


「俺以外の男が、乃愛に似合うわけないよね……しっかり俺に捕まっててね

そうしないと…乃愛……





…………死んじゃうよ?」



その言葉を最後に、私をぎゅっと抱え込むと私の重さを感じないほどの速さで愁くんは走り出す。


な…何この人!前に助けてくれた時も一瞬で男の人たち吹き飛んでて…とてつもなかったけど……


なにこれなにこれーーー!!!!


周りの景色が一瞬で切り替わっていくほど早くて、私はあまりの速さに怖くて目をつぶると愁くんにぎゅっとしがみつく。

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