【長編版】冷徹弁護士の甘い執着〜八年前の初恋相手に、もう一度捕らわれる〜
そんなある日。
正樹から唐突に一枚のカードを手渡された。
ゴールドの縁取りがされた招待状のようなものだった。
「これは?」
「今週末、時間をくれないか? ずっと恋らしいことが出来ていなかったら」
「それはつまり……」
「デートに誘ってるんだ」
さらりと告げられ、麻里は言葉を失った。
(デート? それって……)
意味を理解したとたん、全身が一気に熱を帯びた。
すると正樹はにっこりと微笑んで麻里の頬に触れた。
「初デート、期待しておいて」
そう言った正樹の眼鏡の奥の瞳は、いつも以上に深い色を宿していた。
そして迎えた土曜日。
麻里は正樹が手配した高級送迎車のシートに揺られながら、都内の一等地にあるひっそりとした佇まいのブティックに到着していた。
「お待ちしておりました、福村様、佐倉様」
車を降りるなり仕立ての良い黒いスーツを着たコンシェルジュに恭しく一礼され、麻里は思わず深々と頭を下げる。
正樹にエスコートされて中に入ると、大理石の床と煌めくシャンデリアが印象的な完全予約制のVIPサロンへと通された。
「正樹さん……ここは一体……」
「初デートだからプレゼントしたくて」
「で、でも……」
麻里が困惑したように正樹を見つめると、彼は柔らかく微笑んだ。
「どうか受け取ってほしい」
麻里はその言葉に、小さく頷いた。
「じゃあ、今度お礼をさせてくださいね」
するとサロンの奥から何着ものドレスが運ばれてきた。どれも上品で、目を見張るほど洗練されたきれい目なドレスばかりだった。
淡いサックスブルーの総レースワンピース、洗練されたシルクで作られたネイビーのミディドレス、柔らかなシャンパンゴールドのシフォンドレス。
見ているだけで目が回りそうだ。
「麻里に似合いそうなものをいくつか用意してもらった。気に入ったのがあれば着てみてくれ」
「わ、わかりました」
(どれが良いかなんて分からない……と、とにかく選ばないとっ)
正樹さんやスタッフが待っていると思うと、焦ってしまう。
「これでお願いしますっ」
一番近くにあったネイビーのミディドレスを手に取ると試着室へと案内される。
麻里はほっと一息つくと、覚悟を決めてドレスに袖を通した。
正樹から唐突に一枚のカードを手渡された。
ゴールドの縁取りがされた招待状のようなものだった。
「これは?」
「今週末、時間をくれないか? ずっと恋らしいことが出来ていなかったら」
「それはつまり……」
「デートに誘ってるんだ」
さらりと告げられ、麻里は言葉を失った。
(デート? それって……)
意味を理解したとたん、全身が一気に熱を帯びた。
すると正樹はにっこりと微笑んで麻里の頬に触れた。
「初デート、期待しておいて」
そう言った正樹の眼鏡の奥の瞳は、いつも以上に深い色を宿していた。
そして迎えた土曜日。
麻里は正樹が手配した高級送迎車のシートに揺られながら、都内の一等地にあるひっそりとした佇まいのブティックに到着していた。
「お待ちしておりました、福村様、佐倉様」
車を降りるなり仕立ての良い黒いスーツを着たコンシェルジュに恭しく一礼され、麻里は思わず深々と頭を下げる。
正樹にエスコートされて中に入ると、大理石の床と煌めくシャンデリアが印象的な完全予約制のVIPサロンへと通された。
「正樹さん……ここは一体……」
「初デートだからプレゼントしたくて」
「で、でも……」
麻里が困惑したように正樹を見つめると、彼は柔らかく微笑んだ。
「どうか受け取ってほしい」
麻里はその言葉に、小さく頷いた。
「じゃあ、今度お礼をさせてくださいね」
するとサロンの奥から何着ものドレスが運ばれてきた。どれも上品で、目を見張るほど洗練されたきれい目なドレスばかりだった。
淡いサックスブルーの総レースワンピース、洗練されたシルクで作られたネイビーのミディドレス、柔らかなシャンパンゴールドのシフォンドレス。
見ているだけで目が回りそうだ。
「麻里に似合いそうなものをいくつか用意してもらった。気に入ったのがあれば着てみてくれ」
「わ、わかりました」
(どれが良いかなんて分からない……と、とにかく選ばないとっ)
正樹さんやスタッフが待っていると思うと、焦ってしまう。
「これでお願いしますっ」
一番近くにあったネイビーのミディドレスを手に取ると試着室へと案内される。
麻里はほっと一息つくと、覚悟を決めてドレスに袖を通した。