君といた日々。
9
家につき、玄関を開けると、母さんの声が聞こえた。
「ただいま〜」
「おかえり〜、あら。」
母さんはフィオナを見て、こちらへと歩みだした。
「お、お邪魔します…」
フィオナが怯えながらそう言うと、母さんはフィオナをぎゅっと抱きしめた。
「?!」
驚いて固まっていたが、母さんは
「待ってたわ。いらっしゃい。」
と言った。
「…はい。」
フィオナの顔が、穏やかになった。
少しだけ緊張が解けたのを感じ、僕もホッとした。
「ほら、シェイド。洗面所に案内してあげて?」
「は〜い」
フィオナと一緒に洗面所に向かい、手を洗ったあと、リビングに向かった。
「わぁ…」
フィオナの様子を見る限り、人間の家に入るのは初めてなのだろう。
周りを凄く観察している。
人間の友達も初めてだと言っていた。
「ここ座って〜」
「ありがとうございます。」
フィオナは、ソファにそっと座ると、嬉しそうに足をパタパタと動かした。
「人魚って何か食べちゃだめだったかしら?」
「人間と同じ物食べられますよ。大丈夫です。」
「じゃあ、クッキーを焼いたの。良かったら食べてね。シェイド、これ持ってって。」
そう言われ、クッキーが乗ったお皿を受け取り、テーブルに置いた。
「わ〜!ありがとうございます!」
「はい、フィオナ。」
僕はフィオナにクッキーを渡し、自分のクッキーも取った。
「ありがとう!」
「いいえ。いただきます〜!」
「は〜い。」
パクっと口に含むと、サクサクとした食感と、チョコの甘い味がした。
「っ!!美味しいです!」
ほっぺを抑え、目を細めながら笑うのを見て、この子は、食べる事が好きなんだなということが分かった。
「良かった。」
「このクッキーの作り方、教えてくれませんか?」
「いいわよ。」
「やった!教えてくれるって!」
自分の友達と母さんが仲良くなっていくのを見て、連れてきて良かったと、そう心から思った。
「良かったね!」
「また来た時に教えてあげるわね。」
「ありがとうございます!」
そう言うとまた、幸せそうな顔で、クッキーを頬張った。
僕の家に、穏やかな時間が流れている。
フィオナといると、嫌な事を忘れられる。
僕も、クッキーをもう一度口に入れた。
甘い匂いと、優しい味が口の中に広がるのを、
この空間に似ていると思いながら。
家につき、玄関を開けると、母さんの声が聞こえた。
「ただいま〜」
「おかえり〜、あら。」
母さんはフィオナを見て、こちらへと歩みだした。
「お、お邪魔します…」
フィオナが怯えながらそう言うと、母さんはフィオナをぎゅっと抱きしめた。
「?!」
驚いて固まっていたが、母さんは
「待ってたわ。いらっしゃい。」
と言った。
「…はい。」
フィオナの顔が、穏やかになった。
少しだけ緊張が解けたのを感じ、僕もホッとした。
「ほら、シェイド。洗面所に案内してあげて?」
「は〜い」
フィオナと一緒に洗面所に向かい、手を洗ったあと、リビングに向かった。
「わぁ…」
フィオナの様子を見る限り、人間の家に入るのは初めてなのだろう。
周りを凄く観察している。
人間の友達も初めてだと言っていた。
「ここ座って〜」
「ありがとうございます。」
フィオナは、ソファにそっと座ると、嬉しそうに足をパタパタと動かした。
「人魚って何か食べちゃだめだったかしら?」
「人間と同じ物食べられますよ。大丈夫です。」
「じゃあ、クッキーを焼いたの。良かったら食べてね。シェイド、これ持ってって。」
そう言われ、クッキーが乗ったお皿を受け取り、テーブルに置いた。
「わ〜!ありがとうございます!」
「はい、フィオナ。」
僕はフィオナにクッキーを渡し、自分のクッキーも取った。
「ありがとう!」
「いいえ。いただきます〜!」
「は〜い。」
パクっと口に含むと、サクサクとした食感と、チョコの甘い味がした。
「っ!!美味しいです!」
ほっぺを抑え、目を細めながら笑うのを見て、この子は、食べる事が好きなんだなということが分かった。
「良かった。」
「このクッキーの作り方、教えてくれませんか?」
「いいわよ。」
「やった!教えてくれるって!」
自分の友達と母さんが仲良くなっていくのを見て、連れてきて良かったと、そう心から思った。
「良かったね!」
「また来た時に教えてあげるわね。」
「ありがとうございます!」
そう言うとまた、幸せそうな顔で、クッキーを頬張った。
僕の家に、穏やかな時間が流れている。
フィオナといると、嫌な事を忘れられる。
僕も、クッキーをもう一度口に入れた。
甘い匂いと、優しい味が口の中に広がるのを、
この空間に似ていると思いながら。