君といた日々。
2
人魚の鱗は魅力的な輝きを放つ。

その輝きに魅了され、人魚を捕まえて鱗を取ったり、それを売ったりしている人がいると聞いたことがある。

もし。

もしもフィオナにそんな酷い事が起こったら。

僕はどうなってしまうのだろうか。

きっと、怒ってその人を傷つけちゃうかもしれない。

「シェイドっ!!」

と、急に大きな声で僕の名前を呼ばれた。

「っ?!な、何?」

「もーっ!また何か考え事してたの?」

フィオナは頬を大きく膨らませて眉をひそめていた。

確かにフィオナの声が聞こえてなかった。

また深く考えすぎてしまった。

良くない。

「ごめんね?」

「何考えてたの?」

「…教えない。」

「えー…暗いこと?」

「ううん。大したことないよ。」

「そう?ならいっか!行こう!」

「うん!」
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