限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。
移動しては彼が近付いて、何度かそれを繰り返して、いよいよ私はベンチの美しく装飾された手すりにまで辿り着いてしまった。
「……ギャレット様。もう。近過ぎます」
無言の応酬に我慢が出来なくなって私がそう言うと、ギャレット様は肩を竦めた。
「そうだね。なんで、ローレンは俺から離れようとするの?」
「な、なんで? えっと……」
離れるべき理由に、どう言うべきか困ってしまった。ギャレット様が好きで彼も好きで……ええ。そうよね。そんな二人に、離れる理由って、もしかしてないかも。
王妃様……これって、私は……本当に、このまま現状維持は無理があり過ぎないですか……? 一時的に席を埋めておくためだけなのに、本当に良くわからない関係になってしまった。
混乱して黙ったままの私の顎を掴み、ギャレット様は触れるだけの軽いキスをした。驚きに目を見開いた私を見て、ギャレット様は照れたように言った。
「ごめんごめん。困っているローレンが、あんまり可愛かったから」
可愛いと思ったら、キスってするものなんだ……勉強になります。いえいえ。そういうことでもなくて!
「……ギャレット様。もう。近過ぎます」
無言の応酬に我慢が出来なくなって私がそう言うと、ギャレット様は肩を竦めた。
「そうだね。なんで、ローレンは俺から離れようとするの?」
「な、なんで? えっと……」
離れるべき理由に、どう言うべきか困ってしまった。ギャレット様が好きで彼も好きで……ええ。そうよね。そんな二人に、離れる理由って、もしかしてないかも。
王妃様……これって、私は……本当に、このまま現状維持は無理があり過ぎないですか……? 一時的に席を埋めておくためだけなのに、本当に良くわからない関係になってしまった。
混乱して黙ったままの私の顎を掴み、ギャレット様は触れるだけの軽いキスをした。驚きに目を見開いた私を見て、ギャレット様は照れたように言った。
「ごめんごめん。困っているローレンが、あんまり可愛かったから」
可愛いと思ったら、キスってするものなんだ……勉強になります。いえいえ。そういうことでもなくて!