アタタメマスカ?
苦しい。
再び襲ってきた動悸が、私を立ち止まらせた。

「顔色、悪いよ? 」


心配そうに朝方さんが顔を覗き込む。

「……大丈夫、精神的なものだから」



バス停の影で冷たいお茶を飲んで、一息ついた。

「つれ回してごめんなさい」

朝方さんに謝られて、逆に謝るのは自分の方だと思った。

「私、オカシイから」

こんななのに、朝方さんとデート出来るわけ無かったのに。

「オカシイって、何が? 」

どうせ嫌われるなら、好きになる前がいい。

私は、離婚してから初めて、他人にこの事を話した。

「私、″ 広場恐怖症 ″なの」


幼い時からその症状があり、夫と不仲になってから更に悪化した。




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