アタタメマスカ?
まさかの立ち寝?


「どうりで、違和感が……」

可笑しくて、下を向いて笑いを堪えていると、

「そちらも、いつもお疲れ様です」


 と、私を労った。

「私は夜だけの勤務だから、そこまで無いんですよ」


恐らく、昼間も忙しい朝方さんとは違う。

4時頃に眠りに入り、お昼過ぎに目覚めて、17時までダラダラと過ごしてるだけ。

28歳で独身なのに、たかだか6時間勤務で正社員ではない。

所謂(いわゆる)、″貧困女子 ″の部類に入っている癖に、自炊もWワークもしないダメ女だ。



「それでも、夜の仕事は体に負担をかけます」


私のネガティブを覆すような笑顔で、朝方さんはお釣りを渡した。


「アリガトウゴザイマシター」


「……」


やっぱり、どこか辿々しい。私は笑った。


この夜以来。
私は、朝方さんの事が気になり、僅かながらも会話をするようになっていった。


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