ライオンのサーカス
 



 
 午後の事。

 モネは、家でアルバムの整理をしていた。

 モネは一人暮らしなので、外国に出張中の両親の写真を大切に持っている。

 広げたアルバムの中では、カナトが男の子特有のポーズを取っていたり、シロウが綺麗な顔で写っていたり、モネの記憶の物語には、いつも2人が居た。

 写真は魔法をかけると動き出す。

 ポーズを取っていたカナトは次のシーンではボトルのお茶を飲み、シロウはゆっくりと瞬きしてから微笑んだ。

 
 モネはほっとため息をついた。

 
 ─────1冊には収まりきらない。
 

 
 そうモネが思った所でチャイムが鳴った。
 


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