称賛を浴びる
 特進クラスの友人が表彰を受けた。化学部の活動が認められたらしい。こういう賞は大学の推薦にも有利だ。くそ、賢い奴だったが、国語はてんでダメなので侮っていた。
 放課後、理科室を訪ねると彼は一人で実験をしていた。俺は皮肉っぽく零した。
「一度でいいから、俺も"称賛"を浴びてみたいもんだね」
「そんなの簡単だろ」
 彼は薬品庫から瓶を取り出す。HNO3——《硝酸》と書かれた瓶を開けるとそいつは俺の頭に
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

百文字怪奇短編集

総文字数/2,437

ミステリー・サスペンス20ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「生まれ変わり」 「ねえ、生まれ変わりってあると思う?」 「ない」、と答えた主人公が、恋人に刺されたのはどうして? 「このラブレター、名前を忘れてる」  好きな彼の机に、名前のないラブレターを入れた。それなのに、放課後、彼から呼び出しが。いったいどうして? 「灼熱地獄」  野球部の顧問の先生。 「道具がまだ体育倉庫に…」と部長から呼び出され、倉庫に入ると…。 「破られた密室」  鍵のかかった教室で、花瓶が割れていた。一体なぜ? 「こっくりさん、」  こっくりさんをする二人。信じていない友達に主人公はいたずらを仕掛ける。 「犯人は双子」  「犯人は双子だ」と推理する探偵。兄弟が現れて言う。「素晴らしい推理だ。ある一点を除いて……」 「そんな君が好きです」  「好きな人いる?」と幼馴染に聞かれた主人公。幼馴染の本心は……? 「放火事件の犯人」  放火事件の続く街。犯人を追う『僕』はあることに気づいて……。 「キャンセル界隈」  一人暮らしを始め、気が抜けてばかりの主人公。今日はシャワーの音で目を覚まし……。 「チケットが2枚」  友達に貰ったというチケットを見せてくる男子。それを聞いた主人公は……。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop