腕まくりイケメンバーテンダーの秘密
今度こそ、本当に襲われる。逃げ場を失い、ギュッと目を瞑り、体を縮めた。
すると部屋の隅でバサッと言う音がして、テーブルの上にドサッと何かが置かれる。
「菜津さん。目を開けて」
ゆっくりと瞼を開けると、目の前に一冊のアルバムがあった。
表紙には『青堂学園高校卒業アルバム』と書かれている。彼が中を開き、とあるページで手を止めた。《応援団部》と書かれた部活の写真で、その真ん中を指さす。
「これは昔の俺です」
学ラン姿で坊主頭。端正な顔立ちは、若かりし日の蒼宮君だった。
「小学生の頃から男子ばかりの学校生活を送っていて、女性と接する機会もほとんどなくて。特に高校時代は、応援団の活動に明け暮れてました。先輩から、大学デビューは思い切り弾けた方が上手くいくと吹き込まれて。茶髪にして、話し方も研究して、菜津さんがいたサークルに入ったんです。そして思い切って新歓コンパで隣に座り、声を掛けました」
まさか、そんなこととは知らなかった。でも、こんな状況で打ち明けられても……。
「覚えてないですか? 実は、もっと前に菜津さんに会ってるんだけど」
すると部屋の隅でバサッと言う音がして、テーブルの上にドサッと何かが置かれる。
「菜津さん。目を開けて」
ゆっくりと瞼を開けると、目の前に一冊のアルバムがあった。
表紙には『青堂学園高校卒業アルバム』と書かれている。彼が中を開き、とあるページで手を止めた。《応援団部》と書かれた部活の写真で、その真ん中を指さす。
「これは昔の俺です」
学ラン姿で坊主頭。端正な顔立ちは、若かりし日の蒼宮君だった。
「小学生の頃から男子ばかりの学校生活を送っていて、女性と接する機会もほとんどなくて。特に高校時代は、応援団の活動に明け暮れてました。先輩から、大学デビューは思い切り弾けた方が上手くいくと吹き込まれて。茶髪にして、話し方も研究して、菜津さんがいたサークルに入ったんです。そして思い切って新歓コンパで隣に座り、声を掛けました」
まさか、そんなこととは知らなかった。でも、こんな状況で打ち明けられても……。
「覚えてないですか? 実は、もっと前に菜津さんに会ってるんだけど」