久我くんの過保護が止まらない!
渚はまだ気付いていない。

「あと虐待とか。

ほんとはネグレ―――」

「渚くん」

陽菜が遮るように言った。

「うん?」

「その話はね」

言葉を選ぶ。

慎重に。

「本人がいないところであんまりしない方がいいかな。

あ、いやまぁ……本人がいても極力しないでほしいけど」

渚が目をぱちくりさせた。

そして、数秒後。

「あ……」

ようやく理解したらしい。

「ご、ごめん」

「大丈夫」

陽菜は微笑んだ。

怒ってはいない。

< 117 / 157 >

この作品をシェア

pagetop