久我くんの過保護が止まらない!
教室の隅では湊が静かに本を読んでいる。

確かに愛想はない。

でも怖いかと言われると違う気がする。

「慣れれば普通だよ」

「その慣れるまでが無理なんだって」

「そうかなぁ」

「そうだよ!」

力説されてしまった。

陽菜は困ったように笑う。

「でも湊、優しいよ?」

「「「どこが!?」」」

見事にハモった。

思わず陽菜が吹き出す。

「えー?」

「いやいやいや!」

「どこに優しい要素あるの!?」

「あるよ!」

「例えば!?」

「えっと……」

陽菜は少し考えた。
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