久我くんの過保護が止まらない!
数十分後。

カゴは順調に重くなっていた。

「……陽菜」

「ん?」

「これ楽勝か?」

「?楽勝だよ?」

カゴの中には牛乳二本、卵、野菜、肉、冷凍食品、シャンプー、トイレットペーパーまで入っている。

もはや週末のまとめ買いだった。

湊は無言でカゴを持ち替える。

普通に重い。

だが陽菜は楽しそうだ。

特売シールを見つけるたびに足を止め、嬉しそうにカゴへ入れていく。

「あ、これ安い!」

「それ昨日も安かった」

「でも今日はクーポン使えるから実質もっと安い!」

「実質の使い方雑やな」

そんなやり取りをしながら店内を回っていると、レジ近くで顔なじみのパートさんに声をかけられた。

「あら陽菜ちゃん、今日は彼氏さんと一緒?」

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