久我くんの過保護が止まらない!
ぴたりと陽菜が固まる。

湊も固まる。

数秒の沈黙。

「ち、違います!」

陽菜が慌てて手を振った。

「弟です.....!」

「あらごめんなさい。仲がいいからつい」

パートさんはにこにこ笑っている。

悪気は一切ない。

陽菜の顔がほんのり赤らんだ。

湊は視線を逸らしてぼそりと言う。

「……別に間違ってへんのに」

「何か言った?」

「何も」

即座に誤魔化した。

会計を終え、店を出る。

レジ袋はたくさんあった。

だが今日は本当に楽だった。

重い袋は湊が持ってくれている。

陽菜は軽い袋を二つ持つだけだ。

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