久我くんの過保護が止まらない!
夕暮れの道を並んで歩く。

さっきまでげっそりしていた湊の顔色も、少しだけ戻っていた。

陽菜はそれに気付いて、こっそり安心した。

「ねえ湊」

「ん?」

「今日お肉いっぱい買えたから、ハンバーグ増量しようか」

「する」

返事が早い。

陽菜はくすっと笑った。

その笑い声を聞きながら、湊も小さく息を吐く。

学校は最悪だった。

でもこうして並んで歩いていると、少しだけどうでもよくなる。

そんな帰り道だった。


家に帰宅したのは午後六時前だった。

「ただいまー」

「……ただいま」

返事をする相手はいない。

恒一はまだ仕事中だ。

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