久我くんの過保護が止まらない!
恒一も負けじとハンバーグを切り分ける。

「おー、うまっ!」

「毎回同じ反応だね」

「だって美味しいんだもん」

「親子そろってボキャブラリー狭すぎ。」

陽菜が呆れた。

しばらくは穏やかな夕食だった。

ハンバーグ。

サラダ。

味噌汁。

白米。

いつもの食卓。

だが、ふと湊が箸を止めた。

「親父」

「ん?」

「今日さ」

恒一が顔を上げる。

「色々あって、学校で俺の家の事情が噂になったんやけど」

湊は少し顔をしかめた。

「くそだるかった」

「ほう」

「めちゃくちゃだるかった」

かなり珍しい。

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