久我くんの過保護が止まらない!
同じ言葉を二回使うくらいにはだるかったらしい。

恒一は黙って聞く。

弁護士モードではない。

父親としてだ。

「事情知った途端に寄ってくる奴多すぎて」

「なるほどな」

「俺の気持ちわかるとか」

「うん」

「辛かったねとか」

「うん」

「相談乗るよとか」

「うん」

恒一は相槌を打つ。

否定もしないし、評価もしない。

「クソ気持ち悪かった」

ぽつりと言った。

「別に同情してほしくて話したわけちゃうし」

「うん」

「知らん奴に分かった気になられんのも嫌やし」

「うん」

「なんかもう……」

そこで言葉が止まる。

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