久我くんの過保護が止まらない!
昔は独りで寝るのが怖かった。

母親は帰ってこないし、電気もつかない。

当たり前に腹も減る。

何をしていいか分からない。

小学生だった俺は、ただひたすらに怖かった。

今日こそ捨てられたのかもしれない。

もう誰も帰ってこないかもしれない。

そう思ってしまう夜が怖かった。

でも。

この家に来てからは違った。

陽菜がいたし、恒一がいた。

毎日ご飯があって、おはようと言ってくれる人がいた。

おかえりと言ってくれる人がいた。

それを当たり前だと感じさせてくれるような家だった。

だから忘れていた。

この感覚を。

「……はぁ」

独りが怖い。

久しぶりにそう思った。

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