久我くんの過保護が止まらない!
今さら高校生にもなって。

(....アホみたいやな)

けれど、怖いものは怖かった。

幸せだったからだ。

幸せな時間が長すぎた。

上書きされていた。

だから余計に、昔の記憶が顔を出した時の落差が大きい。

その時だった。

こんこん。

不意にドアがノックされた。

湊が顔を上げる。

「……何」

返事をすると、ドアが少し開いた。

「あ、起きてる」

陽菜だった。

パジャマ姿で、片手にはマグカップを持っている。

「なんか電気ついてたから」

そう言いながら部屋に入ってくる。

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