久我くんの過保護が止まらない!
でも女子たちは負けない。

「試合って緊張する?」

「別に」

「朝練って何時から?」

「六時半」

「早いね〜!!」

会話終了。

陽菜は少し離れた席からその様子を眺めていた。

今日も平常運転である。

「すごいねぇ」

隣の女子が呟く。

「何が?」

「久我くんの周り」

「あー」

「私だったら疲れる」

「確かにねぇ」

陽菜は苦笑した。

湊は昔から目立つ。

本人は目立ちたくないのに目立つ。

放っておいてほしいのに放っておかれない。

少し可哀想だなと思うこともある。

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