久我くんの過保護が止まらない!
その様子を尻目に、陽菜はのんびり思っていた。

(そうかぁ~、もうそういう年頃だもんねぇ)

もう高校二年生だ。

好きな人の一人や二人くらい、いて当たり前だろう。

むしろ、今までいなかった方がおかしいのだ。

(湊も大きくなったなぁ~)

そんなことを考えていると、不意に視線を感じた。

顔を上げると、タイミングよく目が合う。

数秒。

なぜか湊がじっとこちらを見ている。

「?」

陽菜が首を傾げると、湊は小さくため息を吐いて視線を逸らした。

(なんだろ)

よくわからない。

しかしその様子を見ていた女子たちは違った。

「今見たよね?」

「見た」

「絶対見た」

「陽菜のこと見てた」

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