久我くんの過保護が止まらない!
「よし!」

「?」

「けんけんで帰ろ!」

「……は?」

「家までそんな遠くないし!」

「いや。」

「片足は壊れてないから!」

「いやいや。」

「最悪裸足でも――」

こつん。

「いたっ!」

軽い衝撃が頭に落ちてきた。

湊のチョップだった。

「何すんの!」

「あほ。」

呆れたようにため息をつく。

「祭り終わりの道、裸足で歩く気か。」

「でも!」

「ラムネ瓶の破片とか落ちとるかもしれんし。」

「うっ……。」

「爪楊枝とかタバコの吸い殻とか、踏んだらどうすんねん。」

正論だった。

< 226 / 237 >

この作品をシェア

pagetop