久我くんの過保護が止まらない!
陽菜はむぅ、と頬を膨らませる。

「じゃあやっぱ、けんけん。」

「もっとあかん。」

「なんでぇ。」

「1分で転ぶにきまっとる。」

「転ばないもん。」

「絶対転ぶ。」

「転ば――」

「転ぶ言うてるやろ」

食い気味に断言された。

しかも、妙な説得力がある。

「うぅ……。」

反論できずに俯く陽菜の前で湊はくるりと背中を向けると、

当たり前のように腰を落とした。

「ほら。」

「……え?」

「はよ乗り。」

陽菜は目を丸くする。

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